日本の大学はオワコン

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こんにちは。メンディーです。

日本の冬は寒すぎますね。僕に寒いのは合わないなと日々痛感しています。半袖短パンくらいが丁度良いですよね。今日は留学先の台湾大学での大学生活と日本の大学生活を比べてみて感じたことを書きたいと思います。

 

日本の大学オワコン説

 

日本の大学(少なくとも僕の通っている大学・学部)はオワコンだと感じます。少し過剰な主張ですが、割と本気で思ってたりしてます。要因は多岐に渡りますが今回は主に2つの理由で解説します。

理由①:授業内容

まず第一にシンプルに授業の内容が面白くないという点です。面白くない理由を分解すると1実用性がないこと、2作業的であること、があげられます。

 

1実用性がない

講義内容が実用的で学ぶ価値があると思えるものはかなり少ないように思います。僕の場合、今学期16講義中2講義しか実用的なものがありません。その他はかなり終わってます。

 

例えば、現在受講している授業では1年次に学習したミクロ経済学の用語や方程式を復習するようなものがあります。授業は教科書ベースで行われ教授は教科書の文章を読み上げ、たまに重要な部分を言う。一方的な講義が永遠と繰り返されます。

 

これは極端な例ではありますが、ほとんどの授業はこのようななものなのではないでしょうか。これでは、この学問を学んで何に役立つのか?や、経済学の語句暗記したところで将来使うのだろうか?などの基本的な疑問に行き着きます。

 

確かに、授業の内容を抽象化しその知識や考えを他の事象に当てはめることもできます。また、経済学のように論理を組み立てる過程で地頭的な部分が強くなるとも思います。しかし、それにしても教科書を読むだけの授業ではその力も養われないでしょう。教科書を読むだけなら家でもできますよね。

 

つまり、大学の講義で真面目に学ぶインセンティブがないんです。

 

2作業的 

先ほど述べたように日本での講義は学生がすることは主に教授の考えに従いノートをとる、もしくはマーカーを引くような作業的なものです。自分の意見を主張する機会や、授業中に質問をするタイミングさえもありません。常に教授→学生の一方通行な形式で授業が成り立っています。

 

確かに、質問をしたいなら授業中に挙手をすれば良いかもしれません。しかし実際に挙手をする学生もちらほらいますが教授にそれは今関係ないと困られてしまうのが現実です。

 

つまり、一方的な講義内で学生は板書を写すこと(作業)がメインになっています。

理由②:アウトプット量

大学内でのアウトプット量がかなり少ないと感じます。これは、授業内外に関わらずです。先ほど述べたように、授業内で意見を主張する機会はほとんどありません。アカデミックで主張する機会があるとすれば、せいぜいゼミ活動中になってしまうでしょう。

 

アカデミック以外の活動でさえも、学内でのアウトプットは制限されていると思います。例えば、サークル活動やクラブ活動でアウトプットできるのは学園祭くらいではないでしょうか。その他、学生主体の活動は制限されているのが事実です。

 

これでは、学生は設けられた機会に便乗する能力しか身につかない気がします。何か新しいことを、クリエイティブで誰もがやったことのないことを生み出す能力、いわゆる0→1力が培われない訳です。なにか独自のアイデアで面白いことをしてる学生が出てこないのは大学側の罪だと思います。

 

 つまり、学生のアウトプットを大学側が制限しているため能力の高い学生が活躍できない仕組みになってしまっています。

WHY:なぜこのような状況になるのか 

このような状況は、間違いなく日本の教育システムが作り出したと言えるでしょう。書くと長くなってしまうのでまた別の機会に書きたいと思いますが、僕たち世代以上の日本国民、少なくとも公共教育を受けた日本人であれば、右向け右が正しいと教えられてきたと思います。僕もよく整列できない子供だと怒られました。

日本の大学のメリット 

少なからず日本の大学にもメリットがあると思います。

今回は僕が思う3つのメリットを簡単に解説します。

 

1今の日本社会では学歴がある程度の担保になる

2視野が広がる

3時間を確保できる

 

1今の日本社会では学歴がある程度の担保になる

これは言わずと知れた学歴主義です。ある程度の大学の名前を持っていれば社会的には評価されます。大学の名前を言えば社会的にある程度評価してもらえるのは日本社会では結構楽ですよね。

 

2視野が広がる

中学高校と違い大学には様々な人種の人間がいますので、今まで知りえなかった価値観などをキャッチすることができると思います。もちろん大学外でも可能ですが、大学内の方が仲間意識や多くのきっかけがあるので楽ですよね。

 

3時間を確保できる

日本の大学だとよっぽど癖のある授業を履修しない限り単位を取るのは簡単だと思います。ですので、うまく単位を取得する一方で、アルバイトやインターンシップなど学外での活動で活躍することができます。つまり大卒の資格は取得しつつ、その他活動でもスキルアップができますよね。 

そこまで言うなら大学辞めろ

そんな意見もあると思います。

しかし僕の状況では2年間授業に参加した時間+3年間分の学費のサンクコストが大きすぎるので、残り1年間の辛抱したいと思います。また奨学金や留学費用など大学から搾取できるものはこれからも搾取していきたいと思います。

 

結論何を言いたいのか

つまり言いたいことは、大学のシステムによって活躍できていない学生が多いと言うことです。僕自身、まともに勉強をしてこなかった人間なので学習能力はかなり低いと自負していますが、学内で周りを見ると頭のキレる学生や、クリエイティブな学生が多く存在しています。

 

しかし、彼らは大学内で自己主張するシステムが整っていないことや、同調圧力を感じることでその能力を発揮できなくなっているのです。これは本当に主観でしかないですが、少なくとも海外の現場を体感してきた一学生との切実な気づきを簡単に言語化しました。

 

 

 

では、良い大学ライフを。